海外移住を考えている方、これから海外で生活してみたいと考えている方が困ること。
それは、日本の銀行口座をどうするか!!
日本での住所がない場合(=非居住者)となる場合、マイナンバーはなくなるので、銀行口座との紐付けができないという問題もありますね。
基本的に、非居住者が日本の口座を持つことはグレーゾーンなのですが、
とはいえやはり日本のオンラインサービスを利用したり、一時帰国したときに使ったり、、日本の口座が必要になることもありますよね。
海外移住のとき、銀行口座そのままでいいの?【解約または所定の手続きが必要!】
結論から言うと、海外移住する場合は何かしらの手続きが必要です。
どのような手続きかというと、解約、国内代理人の指定、あるいは非居住者向けサービスの利用登録となります。
ここからそれぞれのパターン別に説明しますね。
海外転出しても口座を維持できる銀行
以下の銀行は海外転出しても口座を維持することが今の所OKです。
ゆうちょ銀行
利用代理人登録で口座維持が可能です。
ただし各種手続きは日本国内の代理人が行い、海外から本人が行うことはできません。
当行におきましては、海外への各種お知らせ方法等がないため、可能な限り、現在お持ちの口座は解約していただくようお願いしております。ただし、赴任後も給与の振込み等で利用される目的があれば、非居住者の届けのお手続きを行っていただいたうえで保有することは可能です。その場合、払戻し、預け入れ、残高照会のお手続きは第三者に委任していただいたうえで、ご利用いただけます。なお、継続的に第三者に委任してお手続き等をしていただく場合は、利用代理人を設定いただくこともできますので、窓口にてお手続きしてください。
https://faq.jp-bank.japanpost.jp/faq_detail.html?id=819
ソニー銀行
円預金、外貨預金、国内振り込み、国際送金ができます。
日本からの外貨送金はできません。
日本の国内の代理人登録が必要です。
ただし、すでに海外移住している方は新たに口座開設することはできません。
すでにソニー銀行に口座を開設済みで、日本国籍をお持ちのかたは、海外への転勤・留学などにより日本国外へお住まいを移された後も、引き続きソニー銀行の口座をご利用できます。
https://moneykit.net/visitor/support/support01.html
ただし一部のお取り引きに制限があるほか、国外へ転居される際は、日本国内のご連絡先となるかたをご登録するなど、所定のお手続きが必要です。
現在すでに日本国外に居住しているかたが、ソニー銀行であらたに口座開設することはできません。
りそな銀行
非居住者円預金サービスがあります。
ただしインターネットバンキング(マイゲート)の海外からの利用はできません。
プレスティア SMBC信託銀行
非居住者となる場合は、「住所変更届 兼 居住性変更に関する届出書」を提出すれば、口座を持ち続けることができます(一部のサービスは利用不可)。
国際キャッシュカードを申し込むこともできます。
駐在や留学ならOKな銀行
以下の銀行は、駐在などにより一時的に非居住者となった場合は継続して使うことができます。
その場合はそれぞれ手続きが必要です。
三菱東京UFJ銀行
出国前にグローバルダイレクトを契約(月額300円)
三井住友銀行
出国前にSMBCグローバル・ダイレクトを契約(月額216円)
みずほ銀行
海外勤務者向け日本国内送金サービス(みずほダイレクトを契約している人向け)
利用料は無料(送金手数料は別途)。
海外転出すると使えない銀行
以下の銀行は海外移住すると使えません。
移住する前に解約しなくてはいけません…。
新生銀行、楽天銀行、セブン銀行、イオン銀行、住友SBIネット銀行、ジャパンネット銀行
まとめ
今回の記事では、「海外移住のとき、銀行口座そのままでいいの?」問題について銀行別に対応を解説しました。
どの銀行も何らかの手続は必要なので注意しましょう。
まだ何もしていないよ!っていう方は、次回の一時帰国時に忘れずに手続きしましょう。
海外生活が長くなりそうな方におすすめの方法
海外移住を決めている方、海外生活が長くなることが予想される方におすすめの方法としては、
○ゆうちょ銀行やりそな銀行など、非居住者でも維持可能な銀行に乗り換え、それを維持する。
日本国内に住所がないと開設出来ないところが多いので気をつけましょう。
すでに持っている人は一時帰国のときに必要な手続きをすませましょう。
○上記以外の銀行は解約する。
一時帰国時に利用するくらいならいくつも口座をもつ必要はないですよね。
この機会に断捨離!
○並行で銀行口座に変わるサービスを利用する。
むしょこのおすすめはWISE!
WISEのマルチカレンシー口座はとっても便利!無料で開設できるので、ぜひ作ってみてください。
\登録がまだの方/
また、Revolut(レボリュート)は、海外でさくっと新規口座を作りたい場合にはおすすめです。こちらもマルチカレンシーに対応。IBANなども取得できます。
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まとめ
今回の記事では、海外移住の際に日本の銀行口座をそのままにしていてもいいのかについて調べてみました。
マイナンバーカード問題もありますし切実ですよね…。
コメント
はじめまして。
来年からオーストリアへ移住する予定にありますユリアと申します。
むしょこさんのブログいろいろ参考になります。
銀行についてとても迷ってました。
オーストリアへの滞在期間は未定ですが、長く住むつもりではあるので、りそな銀行かソニー銀行にしようと思ってます。
ユリアさま、
コメントありがとうございます!
確認が遅れ申し訳ありません。オーストリアに長く住まれる予定なのですね。
わたしは日本の住民票を抜いてしまっているので、新たに口座を作るのが難しい状況なのですが、、
もし作るのだとすれば、Paypalを使った海外送金にも対応しているので、
わたしならりそな銀行にするかな〜と妄想しています。
オーストリアでお待ちしています!
むしょこ