海外で銀行のSMSが届かない原因と対策|認証コードが受け取れない人必見!

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日本からのSMSが届かない!?

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海外生活が始まり、いよいよ現地での生活基盤が整いはじめた…と思った矢先、突然の壁。「あれ?日本の銀行からのSMS認証が届かない…?」という経験、意外と多くの海外在住日本人が直面しています。
特に、ネットバンキングやクレジットカードの本人確認など、日本のサービスを使う際に不可欠なSMS認証。これが受け取れないと、パスワードの再設定もできず、最悪アカウントがロックされてしまうことも。

この記事では、「海外でSMS認証が届かない」理由と、そのよくある“つまづきポイント”を徹底解説します。iPhone、Android両方の設定チェックから、海外の電波事情、VoLTE、ショートコードの問題まで、今すぐ使える実用的な情報を丁寧にまとめました。

まず最初に知っておきたいのが、「SMSはどこでも使えるわけではない」という現実です。特に、日本で普通に使っていたスマホをそのまま海外に持って行った場合、「なぜかSMSだけ届かない」「現地のSIMは使えるのに、日本の番号にはSMSが来ない」といったトラブルが発生しやすくなります。

では、原因を見ていきましょう!

原因その①VoLTEが無効になっている

最もよくある原因のひとつが、「VoLTEが無効になっている」こと。SMSは通常、3Gや4Gなどの回線を使って送受信されますが、アメリカやオーストラリア、韓国、台湾など、すでに3G回線を完全終了している国では、4GのVoLTE(Voice over LTE)経由でSMSを受信する必要があります。
しかし、スマホの設定やSIMの状態によっては、VoLTEが有効になっていなかったり、使えるはずなのに機能していなかったりすることがあります。

iPhoneの場合、設定から「モバイル通信 → 音声通話とデータ」へ進み、「4G, VoLTEオン」になっているかを確認しましょう。iOSではデフォルトでVoLTEが有効なケースが多いですが、古い端末やキャリアプロファイルの不具合によってオフになっていることもあります。

Androidスマホ(Galaxy、Pixel、Xperiaなど)では、「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「VoLTE通話」や「HD Voice」といった項目があるはずです。ここをONにしておくことが必須です。

ただし、VoLTE関連の設定が表示されない場合もあります。これは以下のような原因が考えられます:

  • キャリアがVoLTE非対応(またはローミング中に使えない)
  • SIMカードが古く、VoLTEに対応していない
  • スマホがその国のVoLTE周波数に非対応
  • プロファイル(キャリア設定)の更新が必要

日本国内では普通に使えていたスマホでも、海外では対応バンドの違いからVoLTEが使えず、結果としてSMSが届かないケースは意外と多いのです。

原因その②デュアルSIMの設定ミス

次によくあるのが、デュアルSIMの設定ミス。
最近のスマホはeSIMと物理SIMを両方使える「デュアルSIM対応モデル」が主流になっていますが、ここにも落とし穴があります。

例えば、現地用のSIMをeSIMで入れて、日本のSIMを物理SIMで残しておく設定にしていたとしても、「どちらの回線をSMSの受信用として設定しているか」が重要です。iPhoneでは、「設定 → モバイル通信 → 使用中の回線」で、SMSの受信先が日本のSIMになっているか確認する必要があります。Androidでも同様に、モバイルネットワークの設定でSMSの既定回線を確認しましょう。

間違って現地SIM側がSMSの受信回線になっていると、日本の銀行からの認証SMSが届きません。SIMの入れ替え時や再起動時に設定が変わることもあるので、特に注意が必要です。

原因その③端末が現地の電波に対応していない

あとは、端末が現地の電波に対応していないこと。
たとえばヨーロッパでは、4Gの主要バンドにB1/B3/B7/B8/B20/B28が使われています。中でも、B20(800MHz)は郊外や屋内での電波安定性に直結するバンドです。

一方、日本で販売されているキャリア専用のスマホ(特に格安スマホや古い機種)は、こうした海外バンドに非対応な場合が多く、結果としてSMSが届かない、通話できないという事態になりかねません。

米国に関しても同様です。B12/B13など、日本では使われていないバンドが主流な地域では、対応バンドの少ないスマホは非常に不安定になります。

iPhoneやPixelなどのグローバルモデルは、世界中の主要バンドを広くカバーしているため、比較的安心です。とはいえ、モデルによっては「米国仕様」や「中国仕様」などがあり、それぞれ対応バンドが異なります。たとえば米国版iPhoneは、アメリカの周波数に特化しており、ヨーロッパで使われるB20には非対応なことがあるのです。

このようなトラブルを避けるためにも、スマホの「モデル番号」を確認し、GSMArenaなどで「LTE Bands」を調べておきましょう。目的地の通信バンドと照合することで、事前に問題を回避できます。

原因その④ローミング中のショートコード制限

さらに、ローミング中のショートコード制限。
日本の銀行から届くワンタイムパスワード(OTP)は、通常の11桁の番号ではなく、「数桁の短い番号(ショートコード)」から送られることがあります。しかし、多くの海外キャリアでは、ローミング中にショートコードからのSMSを制限している場合があるのです。

たとえば、ローミング中は広告SMSや迷惑SMSの排除目的でショートコードをブロックしていることがあります。これによって、本来受け取れるはずの認証SMSが届かないというトラブルが発生します。

これが原因の場合は銀行に問い合わせるか、他の通信会社に乗り換えるしかないと思います…。

他の認証方法も検討しよう。

どうしてもSMSが受け取れない場合に備え、早めに別の認証方法へ切り替えることをおすすめします。

多くの銀行やサービスでは、SMS以外にも以下のような認証手段を提供しています。

  • ワンタイムパスワード生成アプリ(Google Authenticator、Microsoft Authenticatorなど)
  • プッシュ通知型のアプリ認証(例:楽天銀行、三井住友銀行など)
  • 音声自動応答による電話認証
  • メールでの認証(SMSよりは届きやすい)

近年は、SMS認証のセキュリティ上の懸念も指摘されており、世界的にアプリベースの認証方式へ移行する動きが進んでいます。海外生活を長期的に考えるなら、早い段階でSMS以外の認証方法に切り替えておくのがよさそうです。

皆さんのSMSが届かない!問題は解決したでしょうか!?

他にも「こんなことがあったよ」という体験談があればぜひ教えて下さい〜。

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