海外生活を送る上で必須の「銀行口座」
海外在住者にとって、在住している国での銀行口座はマストですよね。
わたし自身はN26で口座を開設しましたが、最近日本にも上陸したことで話題になったRevolut(レボリュート)というサービスをご存知でしょうか。
Revolutはイギリス発のネット銀行で、マルチカレンシー口座が開設可能
2020年に日本に上陸したレボリュートは、イギリス発のオンラインバンキングサービスです。
無料でしかもカンタンに口座開設でき、世界各国の通貨で資金を貯めたり、送金したりすることができます。
最近はWISEも似たようなサービスを提供していますが、いわゆるマルチカレンシー口座です。
海外在住が長くなりそうな人にはかなりおすすめなサービスとなっています。
Revolutの料金プラン
オーストリアの料金プランは以下のとおりです。
わたしが使っているN26ですが、ATM引き出しが月2回まで無料なのに対し、Revolutはスタンダードプランでも月5回まで無料になっていますね。ただし200€という上限がありますが…
スタンダード | プラス | プレミアム | メタル | |
月額 | 無料 | 2,99€ | 7,99€ | 13,99€ |
英国ポンド口座 | ○ | ○ | ○ | ○ |
欧州口座(IBANコード発行) | ○ | ○ | ○ | ○ |
カスタマイズ可能なカード | ○ | ○ | ○ | ○ |
ATM引き出し | 月200€または5回まで引き出し無料 | 月200€まで | 月400€相当まで引き出し無料 | 月800€相当まで引き出し無料 |
Revolutカード | ○ | ○ | ○ | ○ |
国際送金割引 | ✗ | ✗ | 20% | 40% |
各種保険 | ✗ | ✗ | ○ | ○ |
優先カスタマーサポート | ✗ | ○ | ○ | ○ |
両替手数料が無料 | 毎月1000€相当無料 | 毎月1000€相当無料 | 制限なし | 制限なし |
海外版のRevolutでは使える機能が多い!
日本版との違いですが、日本版では以下のように一部の機能が使えなかったり、プランがなかったりという違いがあります。
- 暗証番号を変更することができない。
- アップルペイは利用できない。
- 日本円以外の通貨でのチャージはできない。
- プラスプランがない。
- ATMから引き出しと送金は不可能。
- Revolut<18がない。
という感じで使えない機能が多いので、アカウントを作るなら海外にいるうちが良いでしょう。
【スマホで2分!ビデオ認証なし】Revolutの口座開設方法
Revolutアプリをダウンロードする。
「アカウント作成」をタップ
居住国を選択します
電話番号を入力
電話番号を入力すると、SMSで認証番号が届きますので、それを入力します。
氏名、住所、メールアドレスなどを入力します
画面の支持に従って氏名や住所などのデータを入力します。
わたしはなぜか氏名の入力のときにアプリが停止?してしまい、再度アプリをインストールしました。
本人確認
本人確認は必要書類を顔写真をアップロードするだけです。
面倒なビデオ通話による本人認証はありませんので、かなり手軽に口座を解説することができます。
本人確認に使える書類は、「政府が発行した顔写真付きの身分証明書」です。例えば在来許可証、パスポートなどを使用することができます。
Revolutでできること
Revolutの使い方は別記事に改めて書こうと思いますが、例えばこんなことができます。
無料のデビットカード発行
無料でデビットカードが発行できます。
ただし、(スタンダードプランの場合)配送料は別途かかるので注意してください。
入金(チャージ)
例えばクレジットカードでもチャージすることができます。
銀行口座への送金(海外送金もOK)
Revolutは送金サービスとしての機能もあり、国内銀行だけでなく海外の銀行にも送金することができます。
Revolutを実際に使ってみた感想
わたしも実際にRevolutをサブ銀行口座として利用しています。
実際に使ってみての感想は今のところこんな感じ。
良い点
口座開設がカンタン!早い!
ビデオ通話による本人確認は、外国語に自信がない人にとっては少しハードルが高いのではないのでしょうか。
Revolutの口座開設にはビデオ通話は必要なく、必要書類と自撮り写真をアップロードするだけで完了なので、そんな方にもぴったりです。
少額の送金なら手数料が無料で送金できる!
下の表にもあるとおり、「1ヶ月の両替額が£5,000未満」なら手数料が無料となっています。
コレは間違いなくどのサービスよりも安いです。
悪い点
送金サービスとして利用する場合、週末の為替レートは平日の為替レートより悪くなります。なので平日のうちに送金したほうがいいです。
Revolut口座以外への送金には別途料金がかかるのでその点は注意です。
Revolut(レボリュート)と他の送金サービスを比較
WISE,Paypalと日本円をユーロ口座に送金したときの手数料を比較してみました。
総金額 | Revolut | WISE | Paypal |
10,000 | 0 | 150 | 899 |
100,000 | 0 | 794 | 4499 |
200,000 | 0 | 1508 | 8499 |
500,000 | 0 | 3653 | 20499 |
1,000,000 | 500 | 7227 | 400499 |
備考 | 月一回を仮定、イギリス平日の場合 両替手数料:1ヶ月の両替額が£5,000未満なら無料 1ヶ月の両替額が£5,000を超えていれば、100,000円×0.5%=500円の手数料 送金にかかる手数料:無料 | https://wise.com/で換算 | 個人間送金の場合、送金手数料が499円 通貨換算手数料 4% 100,000円×4%=4000円の手数 |
Revolut(レボリュート)で海外送金した場合、手数料が無料だったり格安だったりというのはかなりのメリットです。
しかし、Revolut口座にチャージしてから送金ということになるので、メインで使うのでなければチャージの手間がかかります。さらに、チャージの際にクレジットカードを使用した場合、クレジットカード会社の手数料は取られてしまうことになります。
Revolut(レボリュート)の評判・口コミ
良い口コミ
海外旅行によく行かれる方などからは、デビットカードを使ってお得なレートで買い物できたり、クレジットカードのように決済手数料を気にしないでいいという点が高く評価されていました。
悪い口コミ
新しいサービスのためまだカードが使えなかったり、カスタマーサポートが充実していなかったりという点がつぶやかれていました。
Revolut(レボリュート)はどんな人におすすめ?
Revolut(レボリュート)は、海外でさくっと新規口座を作りたい場合にはおすすめです。
ビデオ認証もなく、口座開設は超簡単。
デビットカードも無料でついてくるので、ヨーロッパですぐに買い物に利用できます。
おすすめの海外送金方法
Revolut(レボリュート)を通して送金する場合、Revolut(レボリュート)口座にチャージが必要ですので、サブ口座として使っている場合には、そこが手間になってしまいます。
純粋な送金目的であれば、WISEが一番だと思います。
日本円の送金も可能ですし、手数料もいつでもWeb上で試算できるので、安心して送金できます。
私自身も愛用しているサービスです。
コメント
ドイツ在住者です。役立つ情報をいろいろとありがとうございます。
Revolut開設を検討しています。もし、おわかりになればご教示願いたいのですが、Revolutへの質問先はどこになりますか?メルアドはないようなので。開設前に連絡して、理解しておきたい点があるのですが、コンタクト先がわかりません。
よろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。
Revolut開設を検討されているのですね。
もうすでにご存知と思いますが、ドイツの問い合わせ先は
①アプリ内問い合わせ
②+ 37052143608に電話
の2通りです。
口座開設前ですと、電話しか受け付けていないようです…。
もしテキストでのご相談をご希望でしたら、わたしが仲介して問い合わせることは可能です。
その場合はTwitterなどのSNSのDM機能でご連絡いただけましたら対応させていただきます。
よろしくお願い申し上げます。