海外に住んでいると、一時帰国や日本のサービスを利用するときに「日本の電話番号が必要」と感じることがあります。
たとえば、
- 日本のサービスに登録したい
- 日本のオンラインサービスを使うときにSMS認証が必要
といった場合です。
ですが…海外在住者が日本の携帯電話番号を取得しようとすると、本人確認で困ることが。
特に免許証を失効してしまい何らかの理由で再発行が難しい場合などです。その場合、日本の住所が記載された本人確認書類を持っていない状況になります。そういった方は、日本の一般的なキャリアとの契約が難しくなります。
では、日本の住所がない(=住所付き身分証明書がない)海外在住者が日本の電話番号を取得するには、どうすればいいのでしょうか?
なんと、海外在住者でも日本の電話番号を取得する方法があります!
代表的なものがHanaCell(ハナセル)・Mobal(モバル)・Sakura Mobile(桜モバイル)です。本記事では、この3社を詳しく比較していきます。
なぜ海外在住者は日本の電話番号を取得しにくい?
日本の070・080・090などの携帯電話番号を取得する場合、本人確認手続きが必要になります。
日本国内に住んでいる人なら、
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 住所が記載された公的証明書
などを本人確認書類として利用できますよね。
しかし、海外に転居した場合、日本の住所がないということがあります。
運転免許証であれば、実家などの住所を使って一時帰国証明書等を利用して維持することが可能ですが、その状態がずっと続くとは限りません。
そのため、
日本の電話番号を取得したい
↓
本人確認が必要
↓
日本の住所が確認できる書類がない!
という問題が起こります。
でも、海外在住者向けのサービスの中には、日本到着後にパスポートを提示して本人確認を行い、SIMを受け取れるものがあるんです!
海外在住で日本の電話番号を取得する方法
今回紹介するのは、次の3社です。
- HanaCell(ハナセル)
- Mobal(モバル)
- Sakura Mobile(桜モバイル)
いずれも、日本の携帯電話番号を利用できるSIM・eSIMを提供しています。
ただし、それぞれ海外SMSの利用可否、料金、申し込み方法や本人確認、受け取り方法が異なります。
モバル(Mobal)
Mobalも、海外在住者が日本の電話番号を取得する方法として利用できるサービスです。
Voice+Data SIM/eSIMなどでは、070・080・090から始まる日本の携帯電話番号を取得できます。
Mobalは2026年に発売された最新の5G Voice+Data SIM/eSIMについては国際ローミングに対応しており、海外でも通話・SMSを利用できます。ただし、海外でのモバイルデータ通信はできません。
▶海外でもSMS認証ができる有力候補となります。
MobalのVoice+Data 5Gは、1GB・月額1,650円から利用でき、5GB 3,190円、50GB 5,280円など、データ容量に応じて選べます。SIMカード代は4,950円で、月額プランは日本での利用開始後に選択します。
海外に住んでいる場合でも、条件を満たせば日本に到着する前にSIMカードやeSIMのアクセスコードを受け取ることができます。
海外の住所への配送も可能です。この場合、配送先の国によって必要な本人確認書類が異なります。
注文時に配送先住所を入力すると、その国で利用できる本人確認書類が表示されます。本人確認書類のアップロードが承認された後、本人確認書類に記載された住所へSIMカードまたはeSIMのアクセスコードが発送されます。
国によって本人確認書類が異なり、運転免許証や国の身分証、パスポートと住所証明書類などが指定されています。また、配送可能な国自体にも制限があるので、事前にお住まいの国に配送可能かは確認してください。
また、必要な本人確認書類を用意できない場合や、居住国への配送に対応していない場合は、日本到着後に受け取る「Collection(受け取り)」を選択する方法があります。
Collectionを選択した場合、事前に本人確認書類をアップロードする必要はなく、日本到着後に受け取り場所でパスポート原本と注文確認情報を提示して受け取ることができます。
桜モバイル(Sakura Mobile)
Sakura Mobileにも、日本の携帯電話番号が付いたVoice + Data SIM/eSIMがあります。
公式FAQでは、日本の居住者でなくても申し込み可能と案内しています。
パスポートを本人確認書類として使用することも可能です。
Sakura MobileのMonthly Voice+Data SIM/eSIMは、海外ローミングに対応しており、海外でもSMS受信することが可能です!▶海外でもSMS認証ができる有力候補となります。
ただし、データ通信はできません。
Sakura MobileのVoice+Dataは、月額3,278円(税込)からの月額制で、データ容量などによって料金が異なります。契約時には5,500円の登録料が別途かかり、SIMとeSIMのどちらでも利用できます。
Sakura Mobileは、海外から申し込み自体はできます。ですが、Voice+Data(日本の電話番号付き)については、日本国外への発送はしていません。
そのため、新宿オフィス、空港カウンター、提携カウンターなどで、本人がパスポートを提示して受け取る必要があります。
ハナセル(HanaCell)
HanaCellは、海外在住者向けの「ジャパンSIM」を提供しています。
ジャパンSIMでは、日本で使える携帯電話番号が割り当てられ、060・070・080・090のいずれかから始まるソフトバンクの携帯電話番号を利用できます。
しかし、HanaCellのジャパンSIMは日本国外では利用できず、SMSも海外では受信できません。
▶海外で日本のサービスを使うためにSMS認証をしたいという人は注意が必要です!
ジャパンSIMは、SIM/eSIM代69米ドルで、契約事務手数料は無料です。月額基本料金はなく、初年度は維持費無料、2年目以降は年12米ドル。日本でデータ通信を使った月だけ、3GBまで29米ドルがかかり、通話・SMSは利用した分だけ支払う仕組みです。

「使わない月は月額0円」はありがたい!
HanaCellのジャパンSIMは海外在住者向けのサービスなので、海外の住所を使って申し込むことができます!また、HanaCellはドイツを含むヨーロッパ各国への国際配送に対応しています。
つまり、現在住んでいる国の住所が確認できる本人確認書類を持っていれば、その海外住所へ配送してもらえます。
配送を選択する場合は、本人確認のために身分証明書をアップロードします。このとき、身分証明書に記載されている氏名・住所と、申込時に入力する配送先の氏名・住所を一致させる必要があります。
たとえばドイツの場合、HanaCellではPersonalausweis(ドイツの身分証明書)、Aufenthaltstitel(滞在許可証)、在留証明などが本人確認書類として案内されています。
一方で、日本到着後に受け取りたい場合は、空港などでの店頭受け取りも可能です。店頭受け取りの場合は、パスポート原本による本人確認が必要です。
3社の料金や受け取り方法を比較
比較表は以下のようになります。
| 比較項目 | Mobal | Sakura Mobile |
HanaCell (ジャパンSIM) |
|---|---|---|---|
| ① 料金・代表的なプラン |
1GB 1,650円/月~。 5GB 3,190円、10GB 3,630円、30GB 4,378円、50GB 5,280円など。 SIM/eSIM代 4,950円 |
3,278円/月(税込)~。 データ容量などによって料金が異なる。 登録料5,500円 |
SIM/eSIM代 $69(約11,040円)。 初年度維持費無料、2年目以降$12/年。 日本でデータ通信を使った月のみ3GBまで$29 |
| 海外住所への配送 | ○ | × | ○ |
| ② 日本到着後の受け取りが必要? | 不要。海外住所への配送可能 | 必要。海外から申し込み可能だが、日本到着後に受け取り | 不要。海外住所への配送可能 |
| ③ 海外でSMSを受信 | ○※ 最新5G版 | ○ | × |
| ④ eSIM | ○ | ○ | ○ |
| ⑤ 海外でデータ通信 | × | × | × |
SMS認証に日本の電話番号を使いたいときに気をつけること
日本のサービスでは、携帯電話番号にSMSで認証コードを送信するケースがあり、海外でもそういったサービスを使うために、日本の電話番号が必要になります。
この場合は、データ通信専用SIMではなく、SMSに対応した携帯電話番号付きのSIM・eSIMを選ぶ必要があります。
また海外滞在中にSMS認証を受けたい場合は、SIM自体が海外でSMSを受信できるかどうかも確認する必要があります。
たとえばHanaCellのジャパンSIMは、日本国外ではSMSを受信できません。MOBALとSakuramobileは、海外でのSMSに対応しています。

海外在住者が日本の電話番号を取得するときの注意点
日本の住所を証明できないときに日本の電話番号を取得する場合、次の点に気をつけましょう。
日本の住所がない場合は、本人確認方法を最初に確認する
日本の住所がなくても日本の電話番号が取得できるサービスはありますが、
サービスによって、微妙に本人確認の方法が異なります。
例えばSakura mobileは空港などでの対人確認が必要です。
この点は、申し込み前に必ず確認しましょう。
受け取り場所を確認する
空港受け取りを選ぶ場合は、
- 到着する空港
- ターミナル
- 営業時間
- 受け取り可能日
- 本人確認書類
を事前に確認しておきましょう。
まとめ
海外在住者で日本の住所がなくても、日本の電話番号を取得する方法について紹介しました。少し値段の相場は上がりますが、本記事で紹介した3社であれば、日本の携帯電話番号を取得、維持することが可能です。

免許証は大事!住所付きの身分証明書をゲットするために、原付免許を取得するという方法もありますよね。



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